「いいよね〜みさきは、美人な教師がママとか…一緒に暮らしていて好きになったりしないの?!」

七星が言った。

「そっ、そんなわけないじゃん!ママを好きになるとか…ありえないし…」

「ホント〜?」

みんながジロジロ見てくる。

助けて…ママ…

そう思った時、

「みんな何を話してるの〜?恋バナ?私にも聞かせてよ〜」

由美先生が隣の補助席に座った。

「『みさきは美人な教師がママで好きにならないか』って話をしていたの!
由美先生はみさきの事、どう思っているの?」

ななほがニヤニヤしながら由美先生に聞いた。

「私はみさっきーの事、大好きだよ!
お手伝いをいっぱいしてくれるし、良い子だし、
なんといっても可愛いからかな!」

由美先生が私の顔色を伺いながら言った。

「だってよ〜!
あれ?みさき、顔真っ赤〜!
もしかして、照れてる〜?」

みんなが私の顔を覗き込みながら言った。

「私も、由美先生の事は好きだよ!
いつも美味しい料理を作ってくれるし、優しいし…可愛いし…」

私は早口で言った。

「みさっきー、ありがと♡
もうすぐ、目的地につくから放送するね!」

由美先生は笑顔で言った。