そんなブルーな気持ちになっている私の耳に、、、


「君、どうしたの?」


と、私の背中の方から爽やかで、少し甲高い声が聞こえてきた。


声のした方向に体ごと向けて、
声の主を確認した。

「黒砂糖?」


そう言葉に出しながら振り向く。


しかし、残念ながら声の主はアイツではなく…


「いや、俺は黒砂糖じゃないよ。」


ニコッと笑みを浮かべ、首を横に振りながら答えた


「あっ、ごめんなさい…人違いです…」

頬を赤く染め、私は必死に謝った。