「・・・んっ・・あ、りゅ・・・う・・・あぁ・・」



屋上の爽やかな風に包まれながら、俺は興味もない女にお約束のキスをする。



想像通りの反応の女。



「りゅ・・う・・あ、もっと・・・もっと・・」



俺に身体を自分から密着させて、俺を誘うこの女。



鼻につくキツい香水の香り。



腹減った・・・・・。



弁当食うんじゃなかったのかよ・・・・。



こんな女とキスするより俺は昼飯が食いたい。



俺は女の唇を開放して、キスをやめた。



「・・・・弁当食おうぜ・・・」



女はまだキスの余韻に浸りながら、物足りなげな顔で俺を見た。