やっぱり俺のお気に入り

女の家でその場限りの寂しさを埋める。



女は満足そうに俺を見上げる。



俺はそんな女を無視するかのように素早く服を着た。



「また遊んでね」



部屋から出る俺に女がささやくように甘い声をかけた。



「気が向いたらな」



振り向きもせず扉を閉める俺。



身体中に付いた女の香水の匂い。



未来・・・・・。



お前は香水なんかつけねぇな。



お前の髪から香るシャンプーの香り。



俺はもう忘れてしまいそうだ。



お前はそれでいいのかよ。



なんで連絡くれねぇの？？



なんで俺が送るメールさえ返信しねぇの？？



お前に対する疑問で今の俺は押しつぶされちまいそうだよ。