未来の言葉。



小さな声だけど、はっきりとした口調。



「でも、でもさ・・・大丈夫じゃねぇだろ??俺のせいで・・・・・俺、どうしたらいい??どうしたらお前を守れるんだよ・・・」



俺はこんなに弱気なのに・・・・・。



「平気・・・龍斗君が思うほど、あたし・・・弱くないよ。泣くのだって・・・そう、泣くのだってもう止めたんだよ。だから・・・大丈夫」



俺とは対照的に笑顔の未来。



包帯を巻いた足が痛々しくて・・・・・沢山辛くなるようなこと言われたくせに・・・・・



未来を・・・その笑顔を抱きしめたくなる。



そんな小さな身体のどこにこんなに俺を癒してくれる力があるんだよ?



なんでそんな笑顔を俺にくれるんだよ・・・・・。



未来の頭をそっと撫で、俺も未来に笑顔を見せた。



未来となら笑顔になれる。



俺は本気でそう思うよ。



未来も・・・・・未来も・・・・・俺とだから笑顔でいられるって思ってくれるのか?