君に奇跡が起きますように



前よりも、荒くなっている。

いや、悪い意味ではないんだけど……。

慣れてきた?

いやなんだよそれ、違うだろ。


小動物かよ。



──心を開いている?


本当の小鳥遊のようなものを、出してくれているような気がする。

前まで感じていた分厚い壁が、少しずつ薄くなっているというか。



あたしはここ最近おかしい。

小鳥遊の言動で一喜一憂して。
こんなの、あたしじゃないじゃないか。


スヤスヤと眠る小鳥遊の顔を見て、あたしは小さく舌打ちをした。


「……なんか、腹立つ」