「……ご、めん」
「ふはっ、嘘だよ。そんな顔しないで。俺今、すげー嬉しいよ。ありがとう」
ふは、と空気みたいに透明に笑った小鳥遊。
大量にあったそれを、躊躇なく口に運び、すぐに全て食べ終えてみせた。
「本当に食べたな……」
あたしは少し唖然として呟いた。
「いやぁ、しんどかった」
小鳥遊は漫画のように真っ白になって、げんなりした。
「無理しなくていいつったのに!誰もあんな量食べ切れなんて言ってないだろ!」
申し訳なさと、ほんの少しの嬉しさであたしはぶっきらぼうに言った。
小鳥遊はそんなあたしに、もぞもぞと布団を直しながら笑顔を見せる。

