なんかを察知したのか、小鳥遊がふらふらとこちらへやってきた。
その足取りは危なげで、あたしは慌てて小鳥遊の背中を押し部屋に押し込んだ。
「大丈夫、大丈夫!今持ってくから!」
仕方ない。
この謎のスープを晒そう。
そしてあざ笑え、いっそ殺せ。
おずおずと小鳥遊の部屋に鍋とお椀を持って入る。
小鳥遊は上半身を起こしてあたしに微笑んだ。
あたしはいたたまれなくて目をそらした。
そして、置かれた鍋に目を移した小鳥遊の表情は本当に少しだけ固まった。
恐らく表に出さないようにしたのだろうが、この数ヶ月毎日見ていたからわかってしまった。
「……水澤さん?一応聞くけどコレ……」

