君に奇跡が起きますように



数十分後。

あたしの目の前には、もはやおかゆとは呼べない白い液体があった。

しかも、鍋いっぱいに。


説明しよう!


塩を入れ過ぎてしまったあたしは、ありったけの米を使った!

そしてなんやかんやバタバタしているうちに、煮込みすぎてこの状態だ!

わかっていたさ。

自分の不器用さなんてとっくに。

たが、まさかここまでとは。


こんなものを病人に食わせるなんて、あたしは鬼畜か何かか。


「いっそ殺せ……」


がくり、肩を落として自分のアホさに呆れることしかできない。


「水澤さん?」