「す、げえ熱……。病院は?」
「いや、大丈夫……。ただの熱だし。病院キライ」
「子供かよっ!」
思わずツッコミを入れると、小鳥遊は額を押さえた。
声がデカすぎたようだった。
「水澤さん、俺病人……」
「あーもう、部屋どこだよ!」
小鳥遊の指差した部屋に、ずるずると引きずるようにして連れて行く。
初めてはいった小鳥遊の部屋は、予想通り綺麗に片付いていて、他の部屋よりも余計に小鳥遊の匂いがした。
改めて意識してしまい、思わず視線をフローリングに落とした。
なんだか寝心地のよさそうなベッドに、小鳥遊を寝かせる。

