君に奇跡が起きますように



「すっごく怖くなる」


「……」


「1人になるのが、怖いって思う」


「たかなし、」


「誰かの後ろ姿を見るのが怖いんだ。置いていかれる気がして」

小鳥遊の声は小さく震えていた。

「……大丈夫」
「……」
「小鳥遊は絶対、大丈夫だよ」


なんでだろう。そう思った。

小鳥遊は何も怖がることはない。


「1人になんてならない。だって……」
「だって?」