「テニス部厳しいし、先輩なんか超怖いよ」
「そうなの?」
「う、うん。だから、他の部活にした方がいいよ」
もしも、桃香がテニス部に入ってくれたら、私はものすごく嬉しいけど・・・・・・
でも、その前に私を嫌いになるかもしれない。
「ハナちゃん、なんか・・・・・・ごめん、迷惑だった?」
シャーペンが止まる。
「え?」
「ごめん。なんか、今、迷惑そうな言い方だった。私、調子に乗りすぎたかな。実は、ハナちゃんともっと仲良くなりたいなって思ってて・・・・・・今回席が近くなって嬉しかったの。ふたりで話す時間今まではなかったから。だから」
「ごめん!!そんなつもりじゃない!全然違う。桃香がテニス部に入ってくれたら、泣いちゃうくらい嬉しい」
私は、せっかくできた大事な友達を信じていなかった。
桃香はそんな子じゃない。
私がいじめられてるって知っても、変わったりはしない。
それなのに、私ったら。


