「で? 傘は?」
奏太は 席に着くなり
すぐさま 本題を 突きつけてきた。
慌てた 美咲は
「まぁ まずは !
乾杯しましょうよ♪
奏太さんも ビールで
いいですかぁ?」
奏太は 飲むつもりは
なかったので 戸惑うも
断るに 断れない感じを 察知し
少しだけ 飲むことにした。
「あー、はい。じゃあ 少しだけ。」
『すみませーん!!
瓶ビールひとつ!
グラスは 三つで!!』
美咲の 威勢のいい 声が店内に響いた。
\乾杯!!/
乾杯と 同時に
運ばれて きた料理を
率先して 美咲が とりわけだした。
「はい、 奏太さん どうぞ♪
たくさん 食べてくださいね♪」
「あぁ…はい」
美咲の 積極的な 姿に
奏太は 圧倒されてしまい
珍しく その場の空気に
流されていた。
奏太の顔を うっとりと
眺め
あからさまに 女の態度に
豹変していた 美咲を
あかねは 目を細めてみていた。
