「''それからというもの 村人達はまた平穏な日々をおくることが出来たのでした'' へぇ〜面白い昔語りねぇ……というかおばあちゃんこんな古い書物どこから持ってきたのかしら……」





祖母の部屋の片付けをしてる時、たまたまその書物を見つけ何気なくその古ぼけた書物を読んでたらすっかり書物の世界に入り浸ってしまっていた。



私は ごく普通の女子高生 鈴鹿川 胡珀(スズリカワ コハク)です! その名の通り琥珀色の腰くらいまであるストレートロングの髪に翡翠色の瞳が印象な女の子です!

祖母、と言っても私はこの鈴鹿川家の養女だから直接の血の繋がりはないけれど 私のことを自分の孫のように育ててくれたおばあちゃんを私はとても大好きだった。



今日は 義祖母の部屋で片付けをしてたんだけど、当初の予定などすっかり忘れて 本を読みあさり始めてから3時間程経とうとしていた



当然それに 私はまだ気づいていない





「え〜と……''村の守り女神として奉られた女は村を守るために力を尽くし 村人もまた女を敬った。しかし……'' あれ? 字が掠れてて上手く読めない……」




私は、どこか読めるところがないかとページをめくって探した



しばらくページをめくるとかろうじて読めるところ
を見つけることが出来た