「佑麻ちゃ〜ん!茉央ちゃ〜ん!」

「一緒に海はいろ〜!冷たくて気持ちいいよ〜!!」


すでに海に入っている女子たちはキャッキャと水しぶきをあげてはしゃいでて、


大きな声で私たちに声をかけた。


「佑麻ちゃん、どうする?」


茉央ちゃんの問いかけに、青ざめる私


「や、私はまだいいかな〜。茉央ちゃん入って来なよ!」


私の言葉に「?」を頭に浮かべながらも”じゃあ、先入ってるね!”と海へと駆けて行く茉央ちゃん。


…………そうなんです。


私、泳げないんです。
挙句、過去に溺れた事もありまして、海はあまり得意じゃないのです。


「…どうしよ。」


とは言え、茉央ちゃんも海へ行ってしまった今


ビーチに女1人の可哀想なやつと化した。