料理と言っても、作っているのはクッキー。

お菓子作りなんて、女の子らしさをアピールする絶好の場!!


って意気込んでたのに、南くんの女子力を見せつけられて撃沈。挙句、取り巻き多いし?

同じ班になりたかったよぉ〜。


「…まぁまぁ、そう肩を落とさないで佑麻ちゃん!クッキーあげるんでしょ?」

「茉央ちゃん…でも、貰ってくれるかも微妙だし。これ以上 傷つきたくないって気持ちも…」


あるんだよね〜。


そう呟きながら再び南くんの班へ視線を向ければ、

「あ、浅井さん…もっとヘラで切るように混ぜた方がいいよ。」

「…え?」

「………こんな感じで。」

「あ、ありがとうっ///」


同じ班の子に、後ろから抱きしめるような姿勢でレクチャー中でした。