先生は細長い綿棒を私の鼻のなかに入れ始めた。

め「やっ!!!」

もう嫌すぎて自然と頭を後ろに引いて逃げ気味になってしまう。

金「こら、危ないから頭動かすな」

そう言って先生の片手が後頭部に回ってきて、頭を固定される。

そして綿棒が奥まで入ってきてツーンとした痛みと涙が溢れてきた。

め「んっっっ!!!いたい!」

金「もう少し……はい、終わったぞ」

め「……グズン」

金「インフルの検査一つで何泣いてんだよ」

め「……すいません」

金「とりあえず、検査結果出るのに少し時間かかるからここのベッドで寝てな」

そう言われ、本当にだるくて大人しくベッドに入ってすぐに眠りについた。