真実~闇に染められたココロ~



「あ?なんつった?」


さっき怒鳴った爽太が聞いてきた。
次の言葉は私の息の根を止めるのに
十分すぎるくらい衝撃的だった。


「おまえ、華龍の姫辞めろよ。出て行け。」


嘘、でしょ?


教室中がざわつく。


「え、イジメてだってマジ?」
「次の姫は雅がなるの?」
「まぁ花蓮よりマシじゃね?」


昨日まで一緒に笑ってた友達達まで
私をけなして信じてなんてくれない。