真実~闇に染められたココロ~



「花蓮ってそんなやつだったんだ。」


いつもは無口で感情を表に出さない
海斗が言った。


それに続けて勇大、翔、副総長の啓太
までもが私にそんな言葉を浴びせてきた。


「ちがう。ちがうよ‼︎」


そんな事しない。
私はイジメが1番嫌いだ。


「お前にいじめられてるって、雅が
俺たちに助けを求めてきたんだよ!」


「あぁ、分かったよ。」
私は呟いた。私は雅にはめられたんだ。