恐る恐る爽太の所へ足を進めた。


「な…に? 私なんかしたっけ?」


「は? お前これ見てなんも思わねぇの?」


えっっ…


爽太の影に隠れていた雅が私の
前に現れた。


ボロボロの服にあざだらけの身体。


「どうしたの?雅‼︎大丈夫?」


慌てて駆け寄って雅に触れようとした。