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はっ!っと気付けば俺の横には
ただただずっと夕日を見つめる花蓮がいて、


そういえば2人で来てたんだった。
と過去から意識が戻った。


あいつも何かすごく考えて
思いつめた顔をしていた。


俺と同じように何かを抱えてるんだろう。
俺じゃこいつのその"抱えているもの"を、


払ってあげることは出来ないのだろうか?
なんて、出会って1日目にして俺はそう思っていた。