ここに着いてからずっと
ただお互い無言で空を見ていた。


───────「はやて〜!待ってってば‼︎」


「お前おせぇんだよー」


いつものように俺は友達4人で遊んでいた。


その日の前日は大雨が降っていたから
水かさも少し増していたんだ。


でも幼い俺たちはそんなの
全く感じなかった


あのとき川が少しずつ…だけど確実に
水かさが増えていっていたことに
俺たちの誰か1人でも気づいていれば、


あいつはあんな目に合わなかった
のかもしれない。