ふと颯が悲しそうな顔をした。 気がした。 けどすぐにいつもの笑顔に戻って、 「さぁ〜て。俺も寝るかっ!」 そう言って私の隣に並んだ。 気のせいか。 「って。颯、私の真横で寝ないでよ。」 「スーッスーッ」 もう寝とるし…まったく。 「ねぇ颯、私ね信じちゃいけないのに 颯は信じてもいい。時々そう思っちゃうの。 バカだよね私。またいつも通り信じて裏切られるのなんて目に見えてるのに。」