しかし、私はあの淳君の言葉
「また、マキに褒められちゃった。」

が気にかかってしょうがない。

私は今までで2回しか褒めたことがない。

1人は淳君、もうひとりは小さい頃結婚の約束をしたあの男の子。

ってことは淳君は婚約者? イヤイヤそれはないでしょ。

流石に私とでは釣り合わない。

などと考えていたらプールの時間になってしまった。

仕方なく入ることにしたがやはり恥ずかしい。

「あんたまたおっきくなった?」

「いやぁくすぐったい。」

そんな声が飛び交う。

自分の胸と脚を見て落ち込む。

「なんでスタイルよくならないのかなぁ。」

ふと呟いた、そしたら

「何言ってんの?充分じゃん。」

淳君だ。あの事を考えるとまともに顔を見れない。

「あ、え、あ、その。」

テンパって声が出ない。

淳君が首をかしげている。

「あ、あの!淳君って!私と婚約しましたか!!!?」