さっきあんなに泣いたのに、また泣き出しそうになってしまう。 弱虫な自分 辺りを見回すと、軽い座る場所が目に入り、わたしはため息をつきながら、そこへ腰を下ろす。 雑音が耳につく 人の波が、変に気持ち悪い わたしはそこから目を逸らすように、上を見上げた。 不思議と心は、落ち着いていく 「なんでだろ……」 なぜか見覚えのある風景 曖昧な記憶の中で、なにかが残っている。 「………あぁ、」 思い出した。 ここ…