367日目のアトランティス

ぶらぶらとしてから何時間かたった。
ついに暇になって木陰にへたりこんでしまう。
アトランティスはアトランティスだが気候はこちら側の世界とはあまり変わりなく季節は夏のようだ。
風が無い日だから余計に、暑い。

そういや聖剣伝説を思い出す。たしか向こう側にある遺跡にたっているらしいそこが噂の根源。
「暑いが…行ってみる価値はありそうな気がするなぁ」
ふらふらの足取りで立ち上がり遺跡の方にむかった。

遺跡にはついたのだがこちらはこちらで森ばかりで影ができ寒かった。
夏なのかを疑うくらいには寒いと言っていた方が想像がつきやすいとは思う。それぐらいに風が吹き、寒いのだ。
「しかし、向こうはえらく近代的なのにこちらに来れば時を戻したみたいに古臭いな。」
まるでこれ自身が時を進むのを拒むみたいに佇んでいる。
中にはとても入る気には何故かならなかった。
理由は至って単純で罠とかあったりしたら怖いからだ。
遺跡には模様があった。外壁にまであるぐらいだから中はもっとあるんだろう。そのままぐるっとまわることにした。

「聖剣伝説のことっぽいのがかかれているのか。ふむ…これがアイツの言ってた導く力を持ったドラゴンなのか。でかさが違うがなんか似てるっちゃあ我に似てないこともないな。」
足でなぞる。でかさは我の何倍もあった。間違う王様はなんなのだろうか。馬鹿なのかもしれないと思った。不謹慎ではあるがな。
そんな時だ。遺跡の中から人が出てきた。バレたらまずいと思い木陰に隠れた。

「遺跡に入るには軽装だな…」
出てきたのは金色の髪の青年だった。なんだか冷静な雰囲気を受けた。
「……な…ぜそ…」
何を言ってるのか聞き取れなかったが険しい顔をしていた。
青年はそのまま去っていった。

「なんだったのだ…」
日が暮れてきた。カールの元へ帰ることにしたが青年が気になって仕方なかった。

その後事件が起こるだなんてまだ我は知らなかった。