この国に来てから数週間

私はすっかりここでの暮らしに慣れていた


「リュミさん、母上がお呼びです。」


この声はウィルの弟のウェルだ

そして私を呼んでいるという

ウェルの母・アンネ様は私を何故か気に入ってるようで呼ばれることがよくある

アンネ様の部屋のドアをノックするとアンネ様の声で使用人達がドアを開く


「失礼します。アンネ様...。」


私は驚きを隠せなかった

だってそこにはお母様とウィルも一緒にいたから


「さぁ、ウィル。」

「はい。」


ウィルが緊張していて何故か私まで緊張してきてしまう

そして...______