ウィルside

『え、サンドリヨンですわ。』


男はきょとんとしてそう言った


「いやいや、サンドリヨンは女。君、男。」

『な、何言ってるんですか?わたくしは女です....よ。』



俺が鏡を渡すとサンドリヨンと名乗る男は
だんだん信じられないという表情になっていった



『嘘....!』

「あ、シリル...!やっと解放されたのね!?

いないなと思ったら....。」



その声に振り向くとそこには、レベッカ様達に支えられて立っているリュミの姿があった



「リュミ..!」

『シンディ...!』


「良かったわね、最後に戻ることが出来て。」

『うん!』

「さあ、二人にも話さなくてはいけないわよ。シリル。」

『分かってるよ。』