ケータイ小説 野いちご

ケータイ小説 野いちご

これまでのデビュー作家

野いちご学園

2020年02月27日の週間総合ランキング

ランキングをもっと見る

ボイス付きマンガ動画 YouTubeで無料配信中!

野いちご読書

アプリでもっと便利に小説が読める!
大好評の「野いちご読書」アプリなら、ページめくり不要でサクサク縦読み!全作品が無料で読み放題♪
  • App Store からダウンロード
  • Google Playで手に入れよう
法人向けお問い合わせフォーム

野いちご学園の新着投稿

    • 先生
    • ハグ

    「初日はいかがでしたか?」
    「はい!結構うまくいきました!」
     
    ノリノリの彼女に日永が眼鏡を押し上げた。

    「……美友さん。ここに座って下さい」

    彼は座った美友にニコと微笑んだ。

    「水道が出しっぱなしだったようですか」
    「ごめんなさい!自動かと思って」
    「電気も同じ理由?」
    「はい……」

    日永は気にしないでと笑ったが、美友はションボリした。

    「そうか、私、失敗だらけだったんですね」

    この彼女を日永はふわと抱きしめた。

    「そんな事ないよ。君はよくやってる」
    「え」
    「背中に髪の毛が付いているから、取るね」
    「は、はい」
    「うん。いい子だ。じっとして……はい、取れた」

    長髪の美友は不思議顔だったが、日永は微笑んだ。

    「君は上出来だったよ。また明日」
    「……はい、頑張ります!」
    「いいんです、君はそのままで」

    こんな日永に送られて笑顔の美友は職員室を出たのだった。

    開く閉じる

    • 憧れの先輩
    • 放課後
    • 病院の駐車場

    両親をそれぞれ乗せたパトカーが病院の敷地を出ていく。

    隼人と二人でそれを見送る。

    そして、パトカーが視界から消えてすぐ。
    隼人が私を抱き締める。












    「愛してる」











    たった一言。

    たった一言だったのに……私の頬に涙が伝った。


    誰かの前で涙を見せたのは、初めてかも知れない。

    隼人は泣く私を更に強く強く抱き締める。






    「愛してる。…………愛してやる、俺がお前を一生愛してやる」





    私は堪えきれなくなって隼人を強く抱き締め返した。

    腕の間から、嗚咽が漏れる。





    ――愛してる





    私はきっとずっとその言葉を求めていたんだ。



    ずっと、誰かに愛されたかった。

    たった一人で良かった。
    たった一人で良いから、誰かに “愛してる” とただ抱擁して欲しかった。

    その温もりを求めていた。

    ただそれだけだったんだ。

    開く閉じる

    • 幼なじみ
    • 部活中
    • 家庭科室
    • 君にサプライズ

    「はぁ~…なぁちゃん~お腹すいた~」

    「涼(りょう)、もう部活終わったの?」

    「うん…何作ってんの?」


    近づいてくる涼に焦って、私は慌てて隠す

    「え?なんで隠すの?」


    「だ、だめっ」


    「え~…いつもくれるのに…」

    涼はシュンとして、諦めたように近くの椅子に座った


    後は…ここに…名前をかいて…


    「なぁちゃんってさ……」


    「うん…?」


    わ…これ結構…難しい…

    「家庭科部の部長だよね…」


    「…うん…」


    「今日、天気いいね」


    「…うん」


    「好きだよ」


    「…うん」



    ん…?


    「……えっ?!」


    「なぁちゃん好きだよ」


    か、顔があつい…

    涼はいつも突然そんなこというから


    私だって_


    「涼!お誕生日おめでとうっ…ケーキ作ったのっ」


    「えっ?!ありがとう!」


    「涼、大好きだよ」


    _私だって涼をびっくりさせたいな

    開く閉じる

新着投稿をもっと見る

感想ノート

暴力の雨 (高山/著)

感想下さいね。三月十一日で震災から5年ですがその事を色々思いまして書きました。

  • 宝希無空さんこちらにもありがとうございます♪ハードボイルド好きですよ。レビューありがとうございます(^-^ゞ

    高山   2016/12/31 16:45

  • 楓さん逆さ絵ですね。おーそうだなと自分自身驚きますよ。これは、一種の苛立ちなんですよね。女の言い分も分かるけど、どうしようもない苛立ちをスケッチ的に書いたんですよ。

    楓さんは、そういう立場にあるから色々考えますよね。読む人の立場によってでしょうね。個人的にはあれから五年で形骸化してる事に危機感とやはり苛立ち感じますよ。

    僕のように関わりのない人も忘れてはいけないし何も出来なくても考えないといけないと思いますね。他人事ではないんですよね。

    これは、読む人によって捉え方難しいけど、書いた本人もこう捉えてよではないしスケッチですね。苛立ちと諦めとだけど、だけどって感情です。


    マスコミは恒例のように報道するけど同じ国に住んでるんだから何か考えたりアクション起こせたら良いなと思います。

    感想ありがとうございます♪感想書きにくいと言われてたので感想入るだけで嬉しいです(^-^)

    高山   2016/04/07 17:06

  • こんにちは。ファンメに震災を思いと書かれてあったので、襟を正して読みに来たのですが、ああ高山さんの小説だ、高山さんらしい思い出し方(表現の仕方)だなあとニヤついてしまいました。

    女性が言い放った震災ばかりでうんざりするという声は、防災に携わる身としては耳と胸の痛いものです。でも、五年も経てばそういう声が増えていくのは当たり前で、声に出さなくてもそう思っている人も多いだろうなと。

    防災の行事や報道が形骸化していくことは災害啓発上よろしくないし、それどころか作中の女性のように苛立たせる要因になりかねないことだけど、裏を返せば「大きな災害が起こっていない」ってことでもあるから少し複雑。ま、そのうち必ず南海地震が起こるんですけど。結局忘れてまた思い出さされての繰り返しなんですよねえ。

    お前のせいでまた俺はやられるんだ、はたぶんそのとおりでしょう。助けに行った男も単に虫の居所が悪かっただけかもしれない。じゃあ放っておけば良かったのかと言われればそれもどうかとも思う。女だって別に間違ったことを言ってるわけじゃない。ちょっとヒステリックで勝手なだけ。

    結局みんな勝手なことをして、勝手なことを言って、雨のせいで余計苛々しあってるだけ。見方を変えるとそう見えます。的確じゃないかも知れないけれど、逆さ絵的な面白さがありますね。で、結局まとめると、「人なんてそんなもんだよね」みたいな。高山さんだから書けるんだろうな。すごく興味深い作品ですね。

    雨と寒さは人を猟奇的にさせるような気がします。久しぶりに「ドラゴンタトゥーの女」が観たくなりました。

    楓 十色   2016/04/07 16:13

  • 追伸藤堂さん感想下手とかないですよ。ありがとうございます♪

    高山   2016/03/15 21:45

  • 初めまして藤堂鞠花さんえーと感想上手いですか?それは驚きましたよ。

    理不尽ってわりとキーワードなのかも知れないなと今思いました。

    皆さんの感想からそうだなと思う事が多いです。初めましては勇気がいるのに書き込みありがとうございます♪

    プロフに飛んで見ましたら看護師さんを目指されてるようですね。

    看護師さんは親しい作家さんに居ますし何かと縁が有ります。


    大変な仕事でしょうが頑張って下さいね。


    何かを感じて貰えたら嬉しいです。感想ありがとうございます♪とても嬉しいです(^-^)

    高山   2016/03/15 21:43