この恋、賞味期限切れ



舜ちゃんにつられ、笑みがこぼれる。

するとなぜか舜ちゃんが、うん、と嬉々として首を縦に振った。



「憧子は笑ってたほうがかわいいよ」



な、な、なんで……!?

何がどうしてそんなことを今言うの!?


あわあわとする私に余裕しゃくしゃくとほほえむ舜ちゃんは、軽くもうすっぺらくもなく、どこか大人びて見えた。



「う、うるさい! 思ってもないこと言わないでよ!」

「あー、また信じてない」

「信じられるか!」



舜ちゃんといると、安心する。

泣きたい気持ちごと吹き飛ばし、私らしくいられる。


幼いころは、私がなぐさめる立場だった。

泣き虫だった舜ちゃんよりも、少し背が高かった。小さくうずくまる舜ちゃんをぎゅっと抱きしめ、『大丈夫だよ』と寄り添った日もあったね。


あのころから、変わったんだね。