この恋、賞味期限切れ







久し振りの早起きをした。寝ぼけ眼をこすり、朝の匂いを約1ヶ月半ぶりに浸った。

クリーニングに出しておいた制服を身にまとう。制服はぱりぱりしていて、着心地が少し悪かった。



今日から二学期。

また学校が始まる。



昨晩、たまりにたまっていた課題を遅くまで仕上げていた。そのせいか今朝からあくびが止まらない。


もっと夏休みが長ければいいのに。そう不服に思いながらも、重い瞼を必死に開いて、生徒玄関で靴を履き替えた。



「おはよ、憧子ちゃん」

「……ふはあぁ……。晴ちゃん、おはよう」



寝不足の私に相反し、晴ちゃんはお天気と同じくらい明るい。



「晴ちゃん、元気だね」

「だって久しぶりに憧子ちゃんと……宇月くんと、会えるんだもん」



いやしパワーで目が覚めていく。

晴ちゃん、かわいい……!!


舜ちゃんは幸せ者だね。こーんなに一途で愛らしい晴ちゃんに好かれるなんて。


今は、あの切ない表情をしていない。

夏休みに見た晴ちゃんは、私の見間違いだった? 日が経つにつれ、その線が濃厚になってくる。



「晴ちゃん焼けた?」

「家族で海に行ったの。憧子ちゃんは?」

「私は家でダラダラしてたよ」



夏休みの思い出を話しながら、晴ちゃんと一緒に教室へ向かった。