「へぇ、意外に綺麗にしてんじゃん」
キョロキョロと遠慮なんて一欠片もなくわたしの部屋を見渡す久我。
いつもならできるかどうかはともかくとして問答無用で追い出すけど今のわたしができるはずもなく、ジトリと睨みつけるだけにしておいた。……逆に睨まれて布団の中に隠れたのはご愛嬌である。
「おら、お見舞い持って来てやったんだからありがたく受け取れ」
「いや、そんな上から言われても感謝できないし…」
「は?俺の見舞い受け取れねぇってか?」
「ありがたく受け取らせて頂きます」
「最初から素直にそういとけばいいんだよ」
ハッと鼻で笑って袋を置く久我にのそのそと上体を起こす。膝に置かれたその中身を見るとゼリーに飲み物のど飴……どんな鬼畜なものがあるのかと思いきや意外とまともなものだった。
ただその中に炭酸飲料やら刺激の強いミンティアが入っていたことには目をつぶっておこう。


