パチッと目を開けると目の前には見慣れた顔が。
「な、なんであんたがここにい、げほっ!」
げほげほっ、と咳き込むわたしに対して目の前のやつは「はろー」なんて宣ってきた。
「お前が風邪でダウンって先生から聞いたから見にきたぜー」
なんてこったい。今一番来てほしくないやつがここに来てしまった。
「にしてもお前って母親にそっくりだな。朝来たとき同じクラスの者ですって言ったら面倒見てくれっていきなり頼まれたぞ」
「美代子おぉぉぉ!!(母親の名前)」
何やってんだあの人!よりにもよってなんでこの悪魔召喚する手伝いしてんだ我が母は!!娘の風邪悪化させたいんかこの野郎!
何を隠そうこいつ……そう、この久我 遊馬(くが あすま)こそわたしをプールに突き落とした(自分で落ちた)張本人である。


