「あ、ありが、げほっ」
「何噎せてんだよ」
「っるさい」
げほごほと咳が止まらずに目が自然と潤む。
喉に水分なくてカラカラ。引っ付くような感じが気持ち悪い。
「ほら、お茶」
無造作に差し出されたそれを受け取りちょっと飲むと少し楽になった。でも体怠い。起こしてるのつらい。
あー、頭もぼーってする。ふらふらして平衡感覚が……
「っとあぶね」
グラリ、倒れそうになったわたしの背を支えるように腕を出してわたしを支える久我。ペットボトルも支えるとかどんだけできたやつなんだお前は。むかつく。なんでも完璧でむかつく。
頭よくてルックスもよくて運動も何やらせてもできて友達もいっぱいの人気者で。こいつの欠点とか性格だけだわこの鬼畜悪魔。
あー、さっき騒いだからかな。なんかさっきより体が怠いような気がする。


