私の嫌いな永井くん


「じ......実は、私、妊娠してる......」

リュウは私が予想してたより驚かず、冷静な表情で私に問い掛ける。

「相手は、サクヤ?」

私はコクッと頷いた。

「もしかして、お前、妊娠のことサクヤに伝えてねーだろ。」

「何で、わかるの?」

「優花の表情見てたら、それくらいわかる。」

私、全てリュウに見透かされてる......

「早く伝えないと、お腹の子供は大きくなるばっかりだぞ。」

「わかってるよ!そんなこと!でも...でも、サクヤに伝えるのが怖いの。」

「今は怖いとか、言ってる場合か?いずれは話さなくちゃいけない日が来るんだし。」

嫌気がさした私は怒鳴りあげるようにリュウに言った。

「ほっといてよ!リュウには、関係ないんだから。いちいち、私たちのことに首つっこまないで!」

そう、言って部屋に逃げ込んだ。