「叶えてほしい願いがあるなら、コランに叶えてもらえ
俺は絶対に願いは叶えねぇ!
俺のクッキー食いやがったからな!」
た、食べたのは悪かったけど……
なんか、めっちゃカーラさん子どもっぽいんだけど……っ!
クッキーくらいで、そんな怒んなよ…
『クッキー食べたことには謝ります
今度めっちゃ美味しいクッキー持ってくるんで許してください!』
「…………………ホントに美味しいんだろうな…?」
俺がそう言うと、カーラさんはチラリと横目で興味あり気に俺を見てきた
よし……っ!
食いついた!!
『有名ではないんですが……
知る人ぞ知るって感じの店で売ってるとこのクッキーなんで……
一度食べれば、やみつきになりますよ!』
「……………じゃあ、今度それ貰いに行く…」
『はい!クッキー買って
カーラさんが来るのお待ちしています!』
これで、機嫌はよくなっただろ……
カーラさんが甘いモノに目がなくてよかった〜
『じゃあ、俺の願い聞いてもらえますか……?』
「まあ、聞くだけきいてやる」
カーラさんの機嫌がなおったところで俺は、カーラさんに願いを言った
『妻……
妻の病気を治してください…』
そう……
俺の願いはただ一つ……
大切な妻の病気を治してもらうこと……
「お前、そんな若そうなのに
妻なんていたのかよ」
『ははっ。俺、こう見えても……
三十路なんですよ』
俺は童顔だから、いつも20歳か10代後半に見られる
でも実際は、30のオッサンだ
『5年前に今の妻と結婚して……
子どもを作ろうかってときに……
妻が重い病気にかかってしまい……
医者には治せないと言われました……
どうすれば、妻を助けられるんだ…と思ったとき……
あなた方の噂を聞いたんです
天使と悪魔が営む店……叶い屋の存在を…
だから俺、この店に選ばれるように
大量に睡眠薬を飲みました』
俺がその話をすると、カーラさんとコランさんは目を合わせていた

