貴方の願い教えてください【番外編】








「では、忠臣さん
貴方には、何か叶えて欲しい願いはありますか?

どんな願いでも叶えますよ」






『どんな願いでも………』











願い……

願いなら、もう決まってる


だけど、まだ言うわけにはいかない










『コランさん』



「はい」




『コランさんの相棒の方は、いつこの店に戻ってきますか……?』




「…………?」










コランさんは、微笑んでいたが
俺の言葉を聞いて不思議そうな表情で俺を見ていた……










「……………そんなにお菓子が気に入りましたか?」




『あっ、いえ……そういうことじゃなくて……』











たぶんコランさんは、誤解している



お菓子を作ってくれた人に会わせて欲しいとか……

お菓子を作った人に、もう一度お菓子を作って欲しいとお願いするのではないかと考えていると思う



でもそれは全く違う




俺は、コランさんではなく……
もう一人の方に願いを叶えてほしいのだ












「………………カーラは、いつ戻って来るか僕にも分かりません


いつも、どこか……
たぶんお菓子の店をぶらぶら見て回っていますから

いつ戻って来るかは、分かりません」







『なら、そのカーラさんという方が戻って来るまで待たせてください』












俺は、待つよ

願いを叶えてくれるなら、いつまでも待つ










「何故、そんなにカーラに願いを叶えて欲しいのですか?

カーラは、基本願いを叶えることはしませんよ?
カーラは、気分屋ですから…

気分が良いときにしか願いを叶えませんよ?」





『えっ……マジで…』













願いを叶えてくれないのか……!?

いや、でも噂によると……


どんな願いでも叶えてくれるって……











「噂……?
どんな噂ですか……?」




『はっ!?えっ……!?』












俺、今……口に出してた?

いや、出してなかったはず……


なら、もしかして………!













『コランさん……が悪魔…?』



「えっ…!?」












いやいや、コランさんが悪魔なわけないだろ〜

コランさん、めっちゃ見た目天使っぽいし


コランさんは、天使だって〜












「何故そのことを……知っているのですか……?」




『えっ……!?』












えっ……?ま、待って待って!

コランさんが、マジで悪魔なの!?


う、嘘だろ……!?



こんな安心するような笑み浮かべる人が……

悪魔!?