「おい、グレイ
勝手に返事をするな」
「いいじゃないか
素晴らしい人がいるかもしれないじゃないか」
「他人事だからと…」
「それに、僕も大臣の意見に賛成だよ、レイス。
君が妻をつくらないで、遊んでばかりいるなどといって、このチャンスを狙って僕を王の座につけようと動いている輩がいる」
「ほぉ~そんな命知らずがいるのか
おもしろいな」
「面白いことがあるものか
僕は王座なんかに興味がないんだよ?それはレイス、君がよくわかっているはずだ」
「あぁ
この座を他のものにやるつもりはない」
「1度でいいから、パーティーに出てくれ
それで、妻をとる気はあることを示すんだ」


