「水季、寒い?」


「ううん、大丈夫だよ‼」


「上着貸そうか?」


「いいよいいよ、そうしたらケンちゃん風邪引いちゃうから」


「俺は別にどうでもいいから、水季が楽しんでくれればいいから。」


「ケンちゃん…」


上着を脱いで、水季にかける。


「ありがとう、ケンちゃん!」


「いいえ。どういたしまして。でも、何か足りない気がするんだよなぁ…」


そうだ、これだ‼