未熟女でも恋していいですか?

「いい話ね…」


いつかその人に会いにくことがあったら一緒に行きたい。

その時、高島はなんと言って私を紹介してくれるのだろう。




「カツラ、早く食えよ」


ぼんやりとして食事が疎かになっていた。


「う、うん」


慌てて再開する。


「喉詰めんなよ」


面白そうに笑う高島が好き。

誰よりもずっと、全部を好きになりたい。




「あのね…」


食後のお茶を飲みながら言った。


「今夜、お願いがあるんだけど…」


ドキドキするのはまだ早い。

高島の返事を聞いてから。

それからにしないと。



「お願い?何だ?」


「あの…」


「ん?」


「う…熟れてない果実を…味見して欲しいんだけど……」


言う側から顔が熱くなった。

言っている意味は、高島に伝わっただろうか。



上目遣いに視線を送った。

唖然としていた顔がハッとして、ほんの少しだけニヤついた。


「その果実って、食ったら腹怖さねぇ?」


失礼な人だ。


「こ、壊す訳ないでしょ……た、多分」


もしかしたら大きな叫び声くらい出すかもしれないけど。


プッ…と小さく笑われた。

その笑顔は何となく安堵しているようにも見える。


「いいよ。請け負った」


にこりと笑い返された。

その笑顔を見せられて、心の底からほぅ…と大きく息を吐いたーーーー。