未熟女でも恋していいですか?

「はぁ……」


部屋のドアを閉めると、最近いつもこうだ。

胸がいっぱいになって呼吸がしづらくて仕様がない。

高島の声や顔を見ているだけでドキドキと動悸が速くなる。


でも……



「今日も何もなかったな……」


残念そうに聞こえるのはどうしてだろう。

私のことを考えて、高島が堪えてるだけのことなのに。


(キスくらいならしても平気かもしれないのに……)


あの日、耳元を掠めたキスはどうもなかった。

髪の毛を通して感じた熱は、今も心をときめかす材料にはなっている。



(望さんの肌に直接触れてみたい……)


未熟女のくせに何たることか。

その前に彼を受け入れようとしなければ何にもならない。


(受け入れてみたい。でも…もしも気を失ったり、叫んだりしたら……)


彼を傷つけてしまうかもしれない。

そう思うとたまらない。



「はぁ……」


一緒に住んでも溜息ばかり出る。

こんな生活、早く抜け出してしまいたいのに………。