未熟女でも恋していいですか?

「カツラの笑顔が見たかったから、迷わず住まわせてくれって言った。亡くなったお母さんにもカツラのこと頼まれたし……」


「でも、あれは冗談でしょ!?」


「そぉか?俺にはかなり真剣に思えたぞ」


(もうヤダ、お母さん……)


聞いているこっちが恥ずかしくなる。

物怖じしない性格にも程があり過ぎる。




「……虫の知らせ?」


ドキッとする言葉に目を見開いた。

高島の眼差しは、仏壇の写真に注がれている。


「カツラのお母さん、お父さんに呼ばれてる気がしたんじゃねぇか?それで、俺に声をかけた」



見えない筈の過去が甦ってくる。


暑い夏の盛り、母と会った高島の話を私は身じろぎもせずに聴き入ったーーーー。