未熟女でも恋していいですか?

プッと高島が吹き出す。


「面白れー顔!」


人の顔で遊ぶな!


「もういいからお風呂へ行って!コロッケ作りませんよ!」


最終武器が料理とは悲しいもんだ。


「分かった分かった。入ってくる。……あっ、そうだ」


「何よ!」


もう、早く1人にしてっ!



「ビールのつまみも宜しく。枝豆でも何でもいいから」


「はいはい、承知してます!」


アオムシのお母さんみたいなもんだからね、私は。



くくく…と笑いを噛み締めながら高島はお風呂場へ行った。

こういう生活で、毎日ドキドキしながらもイラついている。


1人ではないことには安心している。

でも、ちっとも慣れた感じはしない。


(一緒にいる時間が少ないせいかな……)


ご飯を食べ終わったらそれぞれの部屋で過ごす。

私は自分の部屋。

高島には、母が使っていた部屋を持たせた。



(仏様と一緒なんて、さすがに毎晩嫌だろうし……)


母なら自分の部屋を使わせても文句は言わないだろう。

生前の冗談からして、高島を何処か気に入ったのだろうから。





「旨い!」


ビールを褒めてるんだか料理の方だか分からない。


「そう。良かったこと」


この台詞、毎晩言っている気がする。


「コロッケにチーズいれると旨いよな」


「じゃ今度入れてみる」


食べ物の趣味だけは合うと分かった。

でも、それ以外はあまり知らない。