未熟女でも恋していいですか?

「まぁそれもあるけど、やっぱ心配だから」


「それはどうも」


可愛げなく言葉を返した。

ビールに口をつけた高島は、チッ…と小さく舌をつく。


「可愛げねーな」


「アラフォーですから」


今更可愛い子ぶっても変でしょ。


「擦れてねーくせに生意気」


「悪態ばかりつくと食べさせませんよ」


肉の皿を取り上げた。


「待った!それは勘弁してくれ!」


ふふん。恐れ入ったか。

謝る高島の前に肉を並べて焼く。

パクつく姿を見ていると、どう見ても「腹ペコアオムシ」にしか見えない。



「よくそんなに次から次へと口に入れられるわね」


感心通り越して呆れる。


「カツラも食えって!」


「食べてるわよ!」


ただスピードが違うだけ。



「俺たちいいコンビだと思うんだけど…」


「お笑いでもします?」


酔っ払ってもないけど笑った。



「……いい顔だな」


「えっ?」


「笑うと綺麗だ」


「えっ!?高島さん酔ってるの!?」


たった2缶のビールで?


「酔ってねーよ。褒めただけ」


「不気味ー!明日雨降らないよね…」


キョロっと後ろを振り向いた。


「本当に可愛げねー女だな、降ったりしねーよ!」


ビール缶を指先で摘むようにして飲んでいる。

高島の言葉を意識しないようにしているだけで、私の方は精一杯だ。