真夜中の誘惑



ぐだっとして俺の腕枕で寝ている女、いや、琴乃。



まさか、俺がこんな事するとは思ってなかった。


いつの間にか琴乃に夢中になっていた。




30の男が20の女に手を出すなんてな。





「ん…」


ゆっくりと瞼が開いていく。



焦点が定まってないトロンとした目。


まだ誘ってんのか?




「あ、お兄さん」

そう言って頭を俺の胸に擦り付けて来る。



なんだこいつは。


俺はそこで思ったんだ。






愛おしい。






って…