例えるなら私は爆弾を抱えていると思う。


ひっそりと、優しい笑みを浮かべて。

なんの音も立てず、なんの予兆もさせずに。


……とんでもなく突然に、爆発する。


それは予測できたわけがない規模の、それも爆弾だとは思いもしないなにかの爆発。

世界の大半は破壊されて、無音で無に返る。

残った世界の人々は、その事実に怯えて生きて行く。

ああ、残酷な重さ。


そう、例えるなら私は密度の高い爆弾そのものなのかもしれない。


いつ誰がどこで火をつけるかは自分自身もわからない。

自分でさえも、この重さに怯えてその瞬間まで生きて行く。


どうか、世界は消えないで。

私は決して消えることはないけれど、運命を受け入れて。


その瞬間まで、少しでも平和であることを、心より願う。