「晴香ちゃん、どうして透視しようと思ったの?」 「ブルームーンの話をした時です みんな青い薔薇の柄の短刀は知ってるけど意味まで知ってる人はほとんどいないから」 「そう、二人とも座って」 私達は言われるままカウンターに座った 「お母さんなんで黙ってたの‥‥‥‥?」 「ごめんね静紅、お母さん魔物に捕らわれてたの」 「えっ‥‥」 「脱出しても追手が多くて本当のことが言えなかったの、ここに戻ってこれたのが二年前でその時に店を構えたのよ」 「その時私は‥‥」