私が彼女に出会ったのは、桜咲くあの日

入学式で隣に座っていた彼女

漂うシャンプーの香りに倒れる気がした







彼女は同じクラスだった。
偶然とは思えないほどの事に胸が高鳴ったのは今でも忘れない。
可愛くて少し高い声の彼女は皆の人気者だった。
当然、私なんか眼中にないのだろう。そう思っていた。