高1になったときもあまり変わらなかった皆の態度

一人だけ懲りずに私に話しかけてくる女の子がいた。

名前は愛莉。

可愛くて皆と仲が良くて

男子からも女子からも人気がある。

懲りずに私の名前 朱季 と呼ぶ

いつしか私は彼女に心を開くようになっていった。

ある日彼女が学校に来なかった。

学校にいた彼女の彼氏 天良 も心配し電話にかけたけどつながらなく

一旦帰りたくもない家に帰った。

すると何か兄の部屋から女の喘ぎ声が聞こえた。

そんなの日中茶飯事だが嫌な予感がした。

バンと障子を開けるとそこには

手足縛られ兄に抱かれる愛莉の姿があった。

「んっああっ」

きっと天良ともしていなく初めてだっただろう

兄はバイブなどの道具も使っていた

嫌らしい顔をしていた

私に気づいた兄は、 朱季、兄の愛の巣に無断で入るんじゃねぇ といった。

挑発的な笑みで。私は愛莉を助けようとしたが男の力にかなうはずもなくはじき飛ばされた。

そこに、が待ち合わせに来なく心配してきた天良の姿があった。

その目は怒りで真っ赤に染まっていた。

天良は全国3の族の幹部らしいが、兄にはかなわない。

殴られ気絶した天良が起きるまで愛莉の声がやむことはなかった。

天良は解放された愛莉を抱いて出ていった。そのときの目は私に向いていて、


ごめんな    ありがとう


と物語っていた。

私はただただ兄に復讐したいと思い、世界最強になることを思いついた。

前から秘密でしていたモデルで貯めたお金だけを持ち

私は家を出て行った。