仇討ちで出会った 愛する人

「ありがとう。

私は世界トップの財閥の娘であり、組の娘として生まれたの。

でも、出来が良く、容姿も良い兄がいて、男と言うこともあり、兄は沢山愛情が注がれて、

私には愛情なんてなかった。地味な格好をしていたから、学校では無視されていた。先生も黙認で。

でも、財閥も娘だから強くは出来なかった。

でも、家では、家族からの暴力がひどかった。

高校へ入って、一人だけ懲りずに話しかけてくる愛莉っていう可愛い

女の子がいたの。

次第に心を開くようになった。

でもある日愛莉が無断で学校を休んだ。

電話してもつながらなかった。

愛莉の彼氏の天良君も探していたけどいなかった。

一旦家に帰ったの。

いつものように兄の部屋から女の喘ぎ声が聞こえた。

でも、嫌な予感がしたから障子を開けるとそこには

手足を縛られて、兄に抱かれた愛莉がいた。

きっと初めてだったのに。

天良君は暴走族の幹部だったけど、全国一の族の総長でもある兄にはかなわない。

天良君が起きるまで愛莉の声がやむことはなかった。

愛莉が解放されると天良君は口で

ごめんな　　　　ありがとう

と言った。

すぐ、復讐のために必要最低限のものを持ってアメリカの世界最強がいるところへ向かった。

その人は快く承諾してくれて一年半で世界最強になった。

一年アメリカで総長をしていた。でも、準備のために半年早く日本へ。

勿論家には帰ってない。

その私を強くしてくれた前総長が理事長の高校へ

そこで海斗君に会ったの。

そして今に至るの。